
こんにちは。サカモト歯科です。
「子供の虫歯治療は、何回くらい通えば終わりますか?」
「大人のようにすぐに終わらないのはなぜですか?」
保護者の方から、こうしたご質問をよくいただきます。お仕事や家事でお忙しい中、何度も通院するのは大変ですよね。しかし、お子さまの治療期間は、大人の治療以上に個人差が大きく、一概に「あと〇回」とお答えするのが難しいのが実情です。
今回は、なぜお子さまの治療には時間がかかることがあるのか、そしてスムーズに治療を進めるためのポイントについてご紹介します。
目次
お子さまの歯は進行が早く、デリケート
まず知っておいていただきたいのは、子供の歯は大人の歯とは性質が違うということです。
あっという間に進む乳歯の虫歯
乳歯や生えたての永久歯は、大人の歯に比べてエナメル質が薄く、とても柔らかいのが特徴です。そのため、一度虫歯になると進行があっという間です。「小さな穴だと思っていたら、中で大きく広がって神経まで達していた」というケースも珍しくありません。神経の治療が必要になれば、どうしても通院回数は増えてしまいます。
一度に進められる「治療範囲」の違い
また、大人なら1時間ほど口を開けていられても、小さなお子さまには難しいものです。安全に配慮しながら治療を行うためには、1回の治療時間を短く区切る必要があります。一度に治療できる範囲に限りがあることも、期間が長くなる理由の1つです。
「歯医者さん嫌い」にさせないためのトレーニング
当院では、お子さまに「歯医者さんは怖い場所ではない」と理解してもらうことも大切にしています。
無理な治療は「一生の健康」にも影響する
緊急時を除き、泣いて嫌がるお子さまを無理やり押さえつけて治療することは、極力避けるべきだと考えています。「歯科医院=怖い場所」というトラウマを持ってしまうと、大人になってからも足が遠のき「痛くても通院を先延ばしにする」「定期検診に積極的になれない」という状態につながります。
お口の健康は全身の健康にもつながる大切なものです。だからこそ、将来お子さまがご自身の健康を守れる大人になれるよう、「歯医者さん嫌いにさせないこと」もまた、小児歯科の重要な治療の1つなのです。
遊び感覚から始めるスモールステップ
まずは歯科医院に来てできることを1つずつ増やしていく「トレーニング」から始めます。
・診療台に座ってみる
・バキュームでお水を吸う練習をする
・歯磨きの練習をする
・器具に触れてみる
このように、段階を踏んで慣れてもらいます。実際に削る治療に入るまでに数回通っていただくこともありますが、これはお子さまが一生涯ご自身の歯を大切にするための重要なステップといえます。
虫歯を繰り返さないための「小児矯正」と「噛み合わせ」
「治療してもまたすぐに虫歯ができてしまう」そんなお子さまの場合、歯並びや「噛み合わせ」という土台そのものに原因があることが少なくありません。歯並びの乱れは、「虫歯になる前」と「虫歯になった後」、その両方において悪影響を及ぼします。
虫歯リスクを高める「磨き残しの死角」
歯と歯が重なり合っていたり、顎が小さくて歯がガタガタに並んでいたりすると、どうしても歯ブラシの毛先が届かない「死角」が生まれます。
どんなに丁寧に磨いているつもりでも、構造的に汚れを取り除けない場所がある限り、そこから虫歯菌が繁殖し、再発を繰り返してしまうのです。
治療時間を長引かせる「処置の難易度」
虫歯のなりやすさだけでなく、治療そのものの難易度が上がります。小児のお口の中はただでさえ狭い空間ですが、歯並びが複雑に入り組んでいると、さらに器具を入れるスペースが制限されます。
器具がスムーズに入らないため、一つひとつの処置に時間がかかったり、精度の高い治療を行うのが困難になったりします。つまり、歯並びが悪いと「虫歯になりやすく、さらに治療期間も長引きやすい」という二重のデメリットを抱えることになってしまうのです。
「小児矯正」で歯並びや噛み合わせを整えることは、将来のために「治療がしやすく、守りやすいお口」を育てるための選択肢の1つです。
まとめ
お子さまの虫歯治療は、焦らず根気強く向き合うことが大切です。治療期間が長引いてしまうこともありますが、それはお子さまの心とお口の健康を守るための必要な時間です。
また、虫歯になってから通うのではなく、定期検診で「予防」のために通う習慣をつけることが、結果的に通院の負担を減らす一番の近道です。
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