- 小児矯正って何?
- 歯を並べることよりも、歯と顎のバランスを整え、咬み合わせの安定を目的にした矯正です。 成長を利用するため、この時期にしかできない矯正治療です。
- 種類があるの?
- ワイヤーやマウスピースなど患者さんの治療に合わせて矯正装置を選択します。
- 何歳から小児矯正できる?
- 開始年齢は5~7歳くらいが最適です。
- どんな治療をするの?
- ワイヤーやマウスピースを使用し、顎を広げたり嚙み合わせを正しくしたりします。
- 保険適用になる?
- 基本的には保険の適用にはなりません。
- どうして歯並びが悪くなるの?
- 遺伝的な要因(歯の大きさ・形、歯の生える時期、骨の発育)と後天的な要因(乳児期の虫歯や指しゃぶりなどの癖)により歯並びが悪くなります。
- 痛みはないの?
- 少し痛いという方や全く痛くないという方様々ですが、ほとんどのケースで痛みは気にならない程度です。
- 途中で断念してしまうことはないの?
- 痛みが理由で断念してしまうことはほとんどありません。
- 小児矯正のメリットは?
- 大人になってから矯正するより、痛みも少なく済みます。 また、スペース確保のための抜歯の可能性を減らすことができます。
- 小児矯正のデメリットは?
- 細かい歯のねじれなどは治せない為、大人になってから再度矯正が必要な場合があります。 また、本人の協力が得られない場合は治療が進みにくくなります。
- 小児矯正と成人矯正の違いは何?
- 大きな違いは、小児矯正では成長発育を利用できるという点です。
- 1期や2期ってたまに聞くけど何
- 始める時期の違いで2つに分類されています。 1期治療は、永久歯が全て生え揃うまで(12〜13歳くらい)に行う治療、2期治療は第1期治療が終わり、永久歯が生えそろった後、より歯をきれいに並べるなど、必要に応じて行われます。
- 治療期間はどのくらいかかる?
- 個人差はありますが、1~3年ほどかかります。
- 受け口は早く治すべき?
- できるだけ早く治してあげてください。 かみ合わせの異常により、お口だけでなく身体への負担や、見た目へのコンプレックスを感じてしまうことにつながります。
- 学校検診で不正咬合と指摘されたらどうしたらいい?
- できるだけ早く歯科を受診し、相談されることをお勧めします。
- 子どもが小さくても、矯正装置をうまく使える?
- 小児矯正で用いる取り外し式装置はヨーロッパなどでは90年以上前から子どもの矯正器具として使われています。 そのため、大抵のお子様は問題なく使えています。
- 治療後、後戻りする?
- 小児矯正に限らず成人矯正においても治療後の後戻りの危険性はありますが、より早期にはじめたほうが後戻りの可能性は少ないといわれています。 (保定装置をきちんと装着しましょう)
- 不正咬合が「自然治癒」することはないの?
- 乳歯の歯並びや前歯の永久歯への生え替わりの時期などの、歯と歯の間の隙間は生え替わりが進むにつれて治ることが多いです。 逆に受け口やあごの骨が狭くて歯がきちんと並ばない場合などは自然治癒がほとんど期待できません。
- 通院間隔はどのくらい?
- 通常1~3ヶ月に一度程度です。
- スポーツや学校の授業は矯正治療に支障ない?
- 特に支障ありません。 (ワイヤー矯正の場合は、口元に衝撃があった際など、装置によってお口の中が傷ついてしまうことがあります。)