- 口腔外科って何?
- 口や顎周り、時には顔にメスを入れて手術を行う歯科の専門分科の1つです。
- 口腔外科って何をするの?
- 親知らずの抜歯や口内炎などの粘膜の病気、口内のケガ、顔まわりの骨折、顎の骨の腫瘍や膿の袋の治療などを行います。
- 口腔がんって何?
- 口の中に発生するがんで、歯以外のどこにでも発生しうるがんです。 日本人で一番多い口腔がんは「舌がん」です。
- 口腔がんの原因はあるの?
- タバコ・アルコール・口腔内の慢性的な刺激などが挙げられます。
- 口内炎が治らない場合、受診したほうがいい?
- 口内炎のような症状が2週間以上続く場合、がんの可能性もありますので一度受診してください。
- 口内炎ができる原因は?
- 免疫力の低下といわれています。 口内炎の原因には、栄養不足や寝不足、ストレス等が大きく関わっています。 生活習慣の乱れが原因で免疫力が低下した場合も口内炎ができやすくなります。
- 口内炎ができた時にしてはいけないことってあるの?
- 患部を手で触らないようにしましょう。 また、代謝を良くする温かい飲み物、長時間の入浴、過度なアルコール摂取は痛みを増強させてしまう可能性があるので控えましょう。
- 舌を火傷してしまったら、診てもらえる?
- 唾液の作用により舌の火傷は治りが早く数日~2週間程度で治りますが、心配な方は歯科医院で薬の塗布、処方も可能です。
- 歯の移植って何?
- 一度抜歯した歯を、別の歯がなくなってしまった箇所に埋め込み、機能させる治療法です。
- 歯の移植(自家歯牙移植)のメリットは?
- 自分の歯の為、見た目に違和感がない、条件を満たせば保険を適用して治療可能なことなどが挙げられます。
- 歯の移植(自家歯牙移植)のデメリットは?
- インプラントよりも技術的に難しいこと、親知らずなど、移植する歯(提供歯/ドナー歯)が必要であることなどが挙げられます。
- 歯の移植の寿命、生存率は?
- 5年生存率は80~90%程度です。 インプラントの5年生存率は95%なので、インプラントの方が高い生存率と言えます。
- 歯周病の手術的治療はどんなものがあるの?
- フラップ手術や歯周組織再生療法、歯周形成手術などがあります。
- フラップ手術って何?
- フラップ手術とは、歯ぐきを切開して開き、歯根の先まで目で見える状態にして細菌や歯石など歯周病の原因となる汚れを徹底的に除去する手術です。
- 歯周組織再生療法って何?
- 歯を支えている骨が溶けてしまっている歯周病がある場合に行う、組織再生療法です。 代表的なものはGTR法、エムドゲインまたはリグロス、骨移植です。
- 歯周組織再生療法のGTR法ってどんなもの?
- 特殊な膜を設置し、外から粘膜が入り込まないように防御することで、その膜の下で歯周組織の再生を促す方法です。
- 歯周組織再生療法のエムドゲインってどんなもの?
- 治療部位を切開し、プラークや歯石などを除去し、エムドゲイン・ゲル(たんぱく質の一種)を歯根の表面に塗ります。 その結果、歯の周りの組織が活性化してゆっくりと再生させていく方法です。(リグロスも同様)
- 歯周組織再生療法の骨移植ってどんなもの?
- 自分自身のお口の中から骨や血液を採取し、失われた欠損部に移植、歯周組織を再生させる方法です。 人工骨など使用することもあります。
- 歯周形成手術って何?
- 歯肉の見た目を手術で改善するもので、歯肉が下がり長くみえる歯を治す『根面被覆術』などがあります。
- 外科手術は誰でもできるの?
- 外科手術ができない持病を持っている方や、抗血栓薬を服用している方、また高齢の方などは手術が難しいです。