こんにちは。サカモト歯科です。
「顎関節症って自然に治るの?」「放っておくと悪化するの?」と不安に思ったことはありませんか?口を開けると音が鳴る、顎が痛む、口が大きく開かないなどの症状は、多くの場合「顎関節症(がくかんせつしょう)」によるものです。
顎関節症は軽度なら自然に改善することもありますが、場合によっては症状が進行して生活に支障をきたすこともあります。
今回は、顎関節症の症状やリスク、予防のための取り組みについて詳しくご紹介します。
目次
顎関節症とは?

顎関節症とは、顎の関節や周囲の筋肉に負担がかかることで、痛みや違和感が生じる病気です。
● 口を開けたり閉じたりするとカクッと音がする
● 顎を動かすと痛みを感じる
● 口が大きく開けにくい(開口障害)
● 顎が疲れやすい、違和感がある
● 頭痛や肩こりを伴うことがある
顎関節は、食事や会話など日常生活で常に使うので、症状が出ると大きなストレスとなります。
顎関節症は進行するの?
結論から言うと、顎関節症は必ずしも進行するわけではありません。軽度のケースでは時間とともに改善したり、日常生活の工夫で症状が軽減することも多いです。ただし、下記のようなことが重なると、症状が悪化・進行する場合があります。
①顎関節への負担が続く
硬いものを噛む習慣、長時間の歯ぎしり・食いしばりなどは顎関節に大きな負担をかけ、症状を進行させます。
②放置による関節の変形
顎関節のクッションの役割をする組織である「関節円板」の位置がずれたまま放置すると、摩耗や変形が進み、顎の動きがさらに制限されることがあります。
③筋肉の緊張の悪循環
痛みで顎を動かさなくなると、筋肉が硬直し、かえって痛みや可動域の制限が強くなることがあります。
症状が軽いうちに適切な対応を行うことが大切です。
顎関節症を放置するとどうなる?

「そのうち治るかも」と思って放置すると、下記のようなリスクがあります。
● 顎の開閉がさらに困難になる
● 慢性的な顎の痛みや頭痛が続く
● 食事や会話に支障をきたす
● 噛み合わせが悪化し、他の歯にも負担がかかる
また、痛みやストレスから睡眠障害や全身の不調につながることもあるため、必ず進行するとは限らないとはいえ、軽視はできません。
顎関節症を和らげるための方法
顎関節症の症状を軽くするためには、日常生活の工夫が重要です。
①硬い食べ物を避ける
顎に負担をかける食べ物は控えましょう。
②食いしばり・歯ぎしりの対策
日中の食いしばりに気づいたらリラックスし、就寝時にはナイトガード(マウスピース)を使うことで関節への負担を減らせます。
③顎を安静に保つ
大きなあくびや無理な口の開け方を避けることが大切です。
④正しい姿勢を意識する
猫背やストレートネックは顎に負担をかけやすいため、姿勢改善も効果的です。
サカモト歯科での顎関節症への取り組み
当院では、顎関節症の診断・治療を一人ひとりに合わせて行っています。
● 顎の状態を詳しく確認し、原因を分析
● ナイトガードを用いた歯ぎしり・食いしばりの改善
● 生活習慣や姿勢の指導
● 必要に応じた噛み合わせ治療
当院では顎関節症の治療と合わせて、お口の中の健康管理も総合的にサポートしています。
治療後のフォローも忘れずに
症状が改善した後も、再発を防ぐことが重要です。当院では下記のようなフォローを行っています。
1. 定期的な噛み合わせチェック
2. ナイトガードの使用状況の確認
3. 生活習慣やセルフケアの継続的なサポート
「治療して終わり」ではなく、長く快適な生活を送っていただけるよう伴走していきます。
まとめ
顎関節症は、必ずしも進行するわけではありませんが、放置すると悪化するリスクがあります。
初期症状のうちに正しく対応することが大切です。
当院では、顎関節症の治療はもちろん、矯正や虫歯予防など総合的にサポートしています。顎やお口の不調が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
当院の顎関節症治療について詳しくはこちら▼
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