こんにちは。サカモト歯科です。
「口を開けると顎がカクッと音が鳴る」「顎が痛くて口を大きく開けられない」「食事のときに咬みにくさを感じる」このような症状はありませんか?もしかすると顎関節症(がくかんせつしょう)かもしれません。
顎関節症は、年齢や性別によって発症の傾向があることをご存じでしょうか?
今回は、顎関節症の発症傾向と原因、予防・対策について詳しく解説します。

目次
顎関節症とは?
顎関節症とは、顎の関節やその周囲の筋肉・靭帯に異常が起こることで、下記のような症状が現れます。
・顎の関節の痛み(顎関節痛)
・口が開きにくい(開口障害)
・開け閉めする時に音が鳴る(関節雑音)
症状の程度は軽度なものから、食事や会話に支障をきたすほど重度なものまで、人によってさまざまです。
厚生労働省の調査によれば、顎関節症は日本人の約2人に1人が一度は経験するとも言われており、決して珍しい病気ではありません。
顎関節症にかかりやすいのは「若年層」
顎関節症は、10代後半〜30代の若年層に多く見られるという特徴があります。主な原因は下記の通りです。
✔️ストレスによる筋緊張や歯ぎしり・食いしばり:
進学や就職など、人生の転機が多くストレスを抱えやすい年代です。
✔️姿勢の乱れ:
スマートフォンやパソコンを長時間使うことで猫背になり、顎に負担をかけることが増えています。
✔️成長期の不安定な骨格:
顎の関節や周囲の筋肉がまだ発展途上にあるため、負担に弱い状態です。
一方で、40代以降になると新たに発症する人は減る傾向にありますが、これは症状が慢性化してしまっていることも関係しています。
「長年放置しているうちに、痛みに慣れてしまった」という方も少なくありません。
性別による違いも。女性に多いのはなぜ?
顎関節症は圧倒的に女性に多く、女性患者が男性患者の4〜6倍にものぼるとされています。
ホルモンの影響
女性ホルモンの一種であるエストロゲンが顎関節の軟骨や靭帯に影響を与えると考えられており、ホルモンバランスの変化が顎関節に悪影響を及ぼす可能性があります。
関節が柔らかく、可動域が広い
女性は筋肉量が少なく関節が柔らかいため、顎関節が動きすぎて関節内部のクッションのような構造がズレやすいとされています。
ストレスを感じやすい
女性はストレスによる身体的な反応が強く出やすいと言われており、歯ぎしりや食いしばりといった顎関節症のリスクになる行動も起こしやすいです。
子どもや高齢者も顎関節症になるの?
稀ではありますが、小学生や中学生でも顎関節症になるケースは存在します。原因は、顎の成長バランスの不均衡や習慣的な頬杖、うつ伏せ寝、歯ぎしりなどが挙げられます。
発育途中の段階で無理な負担がかかると、顎関節がゆがみ、咬み合わせの問題にもつながるため、早めの対処が必要です。
高齢者の場合、60代以降になると新たに発症するケースは少なくなりますが、過去の症状が慢性化して痛みを伴わずに進行していることも少なくありません。
顎関節症の予防と治療
年齢や性別によってリスクは異なるものの、共通して意識すべき予防・改善策があります。
1.生活習慣の見直し
・スマホやパソコン作業時の姿勢の改善
・頬杖、うつ伏せ寝、片側咬みのクセの改善
・ストレスを溜めすぎない生活を心がける
2.歯ぎしり・食いしばりへの対策
・ナイトガード(マウスピース)の使用
・日中の咬みしめを自覚しやめる習慣をつける
3.歯科での咬み合わせチェック
・咬合異常や被せ物・入れ歯の調整
・必要に応じて矯正治療を行う
まとめ
顎関節症は、20〜30代の女性に多いという特徴はあるものの、どの年齢・性別の方にも起こり得る疾患なので注意が必要です。症状がある方は、早めに歯科医院を受診しましょう。
当院では、保険診療の対処療法をはじめ、根本治療や理学的療法などを行っており、患者さんの状態に合わせてご提案させていただきます。
症状や要望、不安点などをしっかりお聞きしたうえで治療をスタートさせますので、まずはお気軽にご相談ください。
当院の顎関節症に関する詳細はこちら▼
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