こんにちは。サカモト歯科です。
この記事では、小児歯科について何歳頃から通うべきかを解説しつつ、子どもが虫歯にならないように気をつけたいことをご紹介します。
小児歯科は何歳から行ける?
お子さまがいるご家庭では「何歳から小児歯科に行けば良いのだろう?」と悩む親御さんも多いと思います。結論から言ってしまうと小児歯科に行くのは何歳からでも大丈夫です。もちろん、0歳からでも問題ありません。お子さまのお口の中に気になる点があるときだけではなく、「口腔内をしっかり診てもらいたい」「乳歯のケアについて知りたい」といった場合もぜひ、お子さまと一緒に歯科医院にご来院ください。歯科医院に行く年齢に制限はありませんが、歯科医院へ通院する目安としての年齢や基準を知っておくと、迷わずに済むかもしれません。
歯が生えた、1歳半頃から小児歯科へ
0歳からでも不安や問題がある際はいつでもご来院いただけますが、はじめて小児歯科を受診する一般的な目安は1歳半頃とされています。というのも1歳半〜3歳頃の時期が乳歯が生えそろう時期にあたるからです。小児歯科の年齢制限はないものの、永久歯は生えそろうまでというのが一般的な基準として知られています。
小児歯科ってどんなことをする?
小児歯科で行う処置や診療内容は、お子さまの歯の状態や問題によっても異なります。しかし、主に小児歯科では乳歯の生え始めの時期から永久歯が生えそろう頃までフッ素塗布やシーラント、ブラッシング指導を行います。
フッ素塗布
フッ素には、エナメル質を強化し硬くする「再石灰化」の作用や、着色汚れを予防する効果があります。初期状態の虫歯であればフッ素塗布を行うだけでも改善することもあります。フッ素塗布を定期的に歯科医院でうけることで、健康的な歯を維持できるようになります。おうちでは、高濃度フッ素の歯磨き粉を使用して歯磨きするとより効果的です。成人であれば、フッ素濃度の目安は、5歳までで1000ppm、6歳以上は1500ppmを目安にしてください。
シーラント
毎日ブラッシングをしっかり行っていても奥歯の溝などはどうしても歯ブラシの毛先が届きにくく、汚れが溜まってしまいます。シーラントと呼ばれるプラスチック樹脂を使用することで歯の溝を塞ぐことができ、毛先が届くようになることで磨き残しを減らせます。
ブラッシング指導
大人とは異なり、お子さまのお口の中や歯は常に変化していきます。その変化に合わせてブラッシングする必要があり、歯科医院では歯やお口の中の状態に合ったブラッシング方法を指導します。親御さんには仕上げ磨きのコツもお教えいたします。セルフケアも丁寧に行えるので、より予防効果が高くなります。
お子さまの食生活の注意点
お子さまの食生活を工夫してあげることも大切です。
だらだら食べさせない
おやつの時間を決めず、だらだらと長い時間食べ続けていると、お口の中の酸性状態が続き、虫歯になるリスクが高くなります。おやつや食事は時間を決めて食べさせるようにしましょう。
おやつ選びを工夫する
おやつはなるべく虫歯になりにくいものを選びましょう。ポイントは粘着性の低いもので短時間で食べ終えられるもの、砂糖が少ないものです。フルーツや、ナッツ、クラッカーやゼリーなどがおすすめです。
飲料水や食品は糖分の高いももに注意
チョコレートやキャラメルなど甘いお菓子だけが虫歯のリスクを高めるわけではありません。糖分の量が多ければ虫歯のリスクは高くなるため、糖質の含有量が高い食品や、たくさん糖分が含まれている清涼飲料水は、極力控えましょう。
お子さまの虫歯を予防するために
お子さまの虫歯を予防するためには、先述した食生活の工夫だけでなく、仕上げ磨きをしっかり行ってあげることも重要です。仕上げ磨きを嫌がってしまうお子さまも多いですが、嫌がらないようにやさしい手つきで声かけをしながら磨いてあげることで次第に慣れていきます。仕上げ磨きのコツは歯科医院でも教えてもらえます。
当院の小児歯科
当院ではお子さまを大事に思うご家族と、治療を不安に思うお子さまの両方の気持ちに寄り添いながら治療や診察を行っております。お悩みがある方はぜひお気軽にご相談ください。
当院の小児歯科の詳細はこちら▼
https://sakamoto-dent.net/kids/
まとめ
子どもの頃の歯やお口の中のトラブルを放っておくと、大人になって大事になってしまうこともあります。お子さまの健やかな人生のためにも歯科医院には定期的に通うようにしましょう。