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セレック治療は失敗が少ない?注意点や知っておきたいこと

2024年1月30日

こんにちは。サカモト歯科です!

当院ではセレックを導入したセラミック治療を行なっております。従来のように歯科技工士に依頼して手作業で人工歯を作成する工程がないため、治療時間も大幅に軽減され、高いクオリティの人工歯を実現できる治療です。

しかし、画期的でメリットが多いだけに「ほんとうに失敗はない?」「デメリットや注意点を知っておきたい」という人も多くみられます。

この記事ではセレック治療の理解をより深めていただくために、セレック治療の注意点について解説していきます。

セレック治療の流れや特徴

セレック(CEREC)といわれるコンピュータ制御で歯の修復物を設計・製作する「CAD/CAM」システムを用いて行うセラミック治療をセレック治療、あるいは広い意味でセレックと呼んでいます。

歯型を採取して作成する従来の方法とは異なり、3D光学カメラで患部を撮影して、モニターに再現し、修復物の設計もコンピュータ上で行われます。その後ミリングマシンと呼ばれる機器がデータをもとに修復物を作成します。

※症状によっては型取りが必要なケースもあります

外れてしまうリスクはないが、欠けには注意

セラミックは陶器と同じ素材でできているため、丈夫で長持ちするものの、衝撃には弱く、欠けてしまう恐れがあります。転倒や物や人との強い接触には注意して生活する必要があります。

しかし、銀歯のように被せ物がすっぽりと取れてしまうわけではないため、欠けてしまったセレックの部分だけを再治療すれば済みます。基本的には歯の中にできてしまう二次虫歯(カリエス)の心配もありません。

セラミックの厚みがある程度は必要

セラミックは歯を削る量が多いという話を聞いたことがある人も多いと思いますが、これは事実です。セレックの場合、トラブルとして破折が多いため、それを防ぐためには一定のセラミックの厚みが必要になります。金属の場合厚みはそれほど必要としないため、歯を削らない金属治療の方が良いと考えてしまうかもしれませんが、そうでもありません。

たとえ歯を多めに削ってしまっても、結果的にセレックはセメントを介してほぼ完璧に歯と一体化します。歯を蘇らせるために歯を削る、とイメージしていただけるとわかりやすいかと思います。金属治療の場合、接着剤で接合しないため、どうしても歯との間に小さい隙間が生じ、そこから細菌が入り込んでしまってトラブルが起こることが多いですが、セレックではそのような心配はありません。

適応できない症例も存在する

コストも削減でき、短期間で治療を終えられて高い精度を誇るセレック治療は、希望する患者様もたくさんいらっしゃいます。当院でも遠方からご来院してくださる方が多いです。しかし、セレックはすべての症例に対応しているわけではありません。なかでもブリッジに対応するのは難しいといわれています。

出っ歯などの不正咬合を治す目的ではおすすめできない

患者様のなかには前歯をセレック治療で治した場合、出っ歯などの不正咬合も改善できるとお考えの方もいらっしゃいます。たしかにセレック治療を行うことで歯の出っ張りを改善することは不可能ではありませんが、不正咬合改善の目的で行うのはおすすめしておりません。不正咬合は矯正治療で専門的な治療を受けて治すようにしましょう。

従来のセラミック治療よりも色調は単調になる

従来のセラミック治療の場合、歯科技工士がひとつひとつ手作業で人工歯を作成していたため、細かい色の微調整も可能でした。しかし、セレック治療の場合は、色調の調整という面では少々劣ってしまいます。人によっては満足できない可能性もあるので、どのくらいを目指して治療をするのか歯科医師とすり合わせておくことが大切です。

当院のセレック治療

当院ではより精度の高い安全な治療を提供するために、当日からすぐに治療をはじめることはしておりません。まずは患者様のお口の中の状態を確認し、整えてから治療をスタートさせていただきます。

セレック治療の料金
被せ物:1本あたり4万円(税別)
詰め物:1本あたり7万円(税別)

まとめ

セレック治療は自由診療なので、保険診療よりも費用は高額ですがそれでも従来のセラミック治療よりもセレック治療は低コストで行えます。

まずはご来院していただき、お話をお聞かせください。みなさまの生活がより豊かなものになるよう、歯の健康をサポートさせていただきます。

当院のセレック治療の詳細はこちら▼

セレック治療

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