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誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)と口腔ケア

2022年12月12日

食べ物を認識してから口に運んで咀嚼し、飲み込んで胃まで運ぶまでの流れを摂食・嚥下といいます。

この一連の流れは
「先行期(認知期)」…食べ物を見たり、嗅いだりすることで形や量、熱さなど食べ物の特 徴を認識し、食べる準備をします。
「口腔準備期(咀嚼期)」…食べ物の形状に合わせて歯や舌、頬を使って噛み砕き、唾液と まぜて飲み込みやすい形状にします。
「口腔期」…口を閉じ、舌を上あごに押し当てながら、重力を利用しつつ食塊を咽頭の入口へ と送り込みます。
「咽頭期」…飲み込む瞬間です。
「食道期」…食道の蠕動運動によって、食塊は胃へと送られます。
の5つのステージに分かれます。

口から食べるリスク

窒息や誤嚥性肺炎などがあります。

窒息の原因となるもの

餅やパン、ご飯、海苔など 粘着性が高く、水分を含むと口腔内に張り付きやすくなります。 窒息事故を防ぐためには、あらかじめ小さく切って、食べる前にお茶や水を飲んで喉を潤し ておきましょう。

義歯(入れ歯)

誤嚥で意外に多いのが入れ歯です。
高齢になると入れ歯を支える骨が薄くなるためぐらついたり、固定していたバネが外れて、 そのまま飲み込むことがあります。入れ歯をセットしたから歯医者には行かなくていいわけ ではなく、定期的に歯医者で入れ歯の状態をチェックしてもらう必要があります。

誤嚥性肺炎

食べ物や汚れた唾液を誤嚥を誤嚥したときに、細菌の繁殖に対する防御反応や体力がない と、発症してしまう肺炎のことです。
誤嚥は肺炎を引き起こすものと考えられがちですが、必ずしも二つが直結するわけではあり ません。

口の中にプラーク(歯垢)が多く付着し、細菌が多くあると肺炎になる可能性が高くなります。
誤嚥性肺炎になりにくくするためには、口の中の細菌を減らし、清潔な状態にすることが重 要になるため、歯医者でのブラッシング指導や定期的に歯科検診(クリーニング)を受ける ことが大切になります。 誤嚥をしても肺炎になりにくい対策や体づくりをすることが大切です。

食後のブラッシングも大切ですが、食事前のブラッシングも行うことで、口の中の細菌を減らし、食事する際に飲みこむ細菌の量を減らすことで、誤嚥性肺炎のリスクも軽減できます。
歯ブラシでは除去できない歯石や入れ歯の汚れは、歯科医院で定期的に除去してもらうこと で口の中をきれいに保つことができます。
ご自身の歯磨きの仕方であっているのか、汚れはしっかり除去できているのか不安な方も歯 医者に行き、ブラッシングチェックをしてもらい、ご自身に合った歯ブラシの毛の柔らかさや形状を教えてもらってください。
歯科医院に定期的に通い、誤嚥性肺炎を予防していきましょう。

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