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骨粗鬆症のお薬と歯科治療について

2022年9月9日

骨粗鬆症のお薬を一定期間以上服用されていたり、注射による治療をされている方は、抜歯やインプラントなどの外科処置で顎骨壊死や炎症がひどくなるといった副作用がでる可能性があります。
骨粗鬆症ではビスフォスフォネート製剤(BP剤)や抗RANKLモノクロナール抗体(デノスマブ)などの骨を強くする作用があるお薬が治療に用いられています。
骨粗鬆症のお薬によって、顎の骨が細菌感染して腐ってしまう病気を骨吸収抑制薬関連顎骨壊死と言います。
口内に骨が露出し、強い痛みが出たり、歯が抜け落ちるなどの症状が現れます。
治療後に
・口の中の痛みがなかなか治らない。
・下口唇にしびれがある。
・顎が腫れてきた。
・歯がぐらつく
・歯が自然と抜けてしまった
・歯茎から白色あるいは灰色の硬いものが見えてきた。
以上のような症状が出ます。

副作用が起こる理由として

ビスフォスフォネート製剤(BP)剤などの骨吸収抑制薬は、骨の代謝を抑えることで骨からカルシウムが出ていくことを防ぎ、骨が減らないようにしています。
しかし同時に新しい骨や歯茎などの軟組織を作る機能も抑えられてしまうため、そこから細菌が感染することによって傷が治りにくくなり、骨が腐るなどの副作用が起こってしまいます。
インプラントや抜歯などの外科処置は歯茎に傷を与えるためそこから細菌が感染する可能性があります。 
すでにお薬を服用されている方は該当するお薬を一時やめて頂くか、他の薬に切り替えて頂く場合があります。
一度顎骨壊死が起こってしまうと治療に長い時間がかかり、外科手術での対応が必要な場合もあります。
しかし、骨粗鬆症はお薬の治療によって骨折のリスクが約50%減少すると言われています。
休薬によって骨粗鬆症の疾患が進行し骨折リスクが高まる危険性も考えられるため、合わせて考えていくことが必要です。 
歯科の治療を受診される際にはご自身の判断で服用をやめたりせずに、必ず医師にご相談をお願いします。

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