口内炎とはお口の中の粘膜やお口の周りに炎症が起きてできるものです。
口内炎が出来てしまうと触れると痛いので食事や会話をするのもつらかったりしてしまいます。
口内炎にはさまざまな種類があります。
目次
原因と対処法
①栄養バランスが崩れてしまって起こる。
忙しい生活の中で不規則な食事をしていたり寝不足で免疫力がさがったりすると口内炎ができてしまう方も多いと思います。健康面を考えるとバランスよく食べることが1番ですが、特にビタミンB群はお口の中や粘膜に大きく影響してきます。
ビタミンB群の中でも特に代謝に関わるビタミンB2が不足するとお口の中の炎症、口唇のヒビ割れなどの原因になります。食材としては鶏や豚などのレバー、うなぎ、納豆などになりますが中々毎日摂るのが難しければドリンクやサプリメントなどで代用するのといいかもしれません。
他にもビタミンB6が不足してると皮膚や口内炎の健康維持に働くものや細菌の影響を受けやすくなるので口内炎になりやすかったりします。ただビタミンB群は互いに助け合って働いているのでまとめて摂ることがポイントになります。
②ストレスや睡眠不足などの生活習慣の乱れ。
ストレスや疲れ、睡眠不足が続いてしまうと代謝が滞ってしまい、粘膜の再生力が弱くなってしまいます。お口の中がただれたり荒れたりしてしまい口内炎も出来やすくなります。
ストレスや睡眠不足もビタミンB群の不足により出来やすくなります。
ビタミンB群を摂取するのも大事ですがまずはバランスの整った食生活、規則正しいやストレス発散を心がけて生活して行きましょう。
③細菌やウイルスの繁殖。
私たちのお口の中には無数の常在菌が存在し互いにバランスを取り合っています。色々な原因によりバランスを崩してしまうと特定の菌が繁殖して口内炎が出来てしまいます。
歯の矯正をされている方も矯正器具が粘膜に当たったり入れ歯により粘膜に傷が出来たりしても感染して炎症を起こしやすくなります。夏場になると活発になり起こるウイルス感染も要注意です。
もちろん歯垢や歯石なども細菌の足場となり繁殖させやすいのでまずはお口の中を清潔に保つことが重要です。
口内炎の種類
アフタ性口内炎
原因
- ストレスや寝不足などにより免疫力の低下
- 栄養バランスの乱れ
- お口の中の粘膜の損傷
- ベーチェット病などの全身疾患などの症状
特徴
- 円形の白っぽい潰瘍
- 繰り返しできる場合は再発性アフタ口内炎という。
カタル性口内炎
原因
- 入れ歯によってできた傷
- お口の中の粘膜の損傷
- やけど
- 薬品の刺激
特徴
- 水疱はすぐに潰れて潰瘍になるが良性でも
- 十分に治るまで痛みは続く。
ウイルス性口内炎
(ヘルペス、カンジダ)
原因
- 単純性ヘルペスウイルス
- 水疱帯状ヘルペスウイルス
- コクサッキーウイルスA群
特徴
- 赤くただれており、ビランを生じる。
- カンジダ性の口内炎はお口の中に白いコケ状の斑点ができる。
アレルギー性口内炎
原因
- 食物
- 薬品
- 金属
特徴
- アレルギーによりお口の中の粘膜に炎症を起こす。
ニコチン性口内炎
原因
- 喫煙
特徴
- お口の中の粘膜や舌に白斑ができる。