電話する

地図

問い合わせ

メニュー
ヘッダーオファー

象牙質知覚過敏症について

2021年12月27日

大阪府大東市の歯医者「サカモト歯科医院」院長の坂本です。

今回は身近でも耳にする事がよくある知覚過敏についてお話しして行こうと思います。

知覚過敏とは、象牙質知覚過敏症と言って本来であれば口の中に露出する事のない部分が何らかの原因で出て来てしまい刺激などで痛みを一時的に感じてしまう症状の事です。20代から30代の方に最も多く見られ、男女にあまり差がないと言われています。しかし、どの年代の方にも起きてしまう症状ですので心配ですよね。

主な原因は、噛み合わせによる歯のすり減り、歯茎が下がってしまう事による歯の根っこの部分(象牙質)の露出、酸蝕症、ストレスなどです。

歯磨きが不十分でプラークコントロールが出来ていなかったり、逆に強く磨きすぎていたり、粗い歯磨き粉を使っている事による摩耗、酸の過剰摂取(炭酸飲料、ジュース、白ワイン、お酢)や過食症など頻繁な嘔吐も原因の一つです。それから、欧米ではプールの中の塩素によっても知覚過敏が起こると報告されていて頻繁な水泳も原因と考えられているそうです。噛み合わせや歯ぎしりなどでも歯がすり減っていきますから注意が必要ですね。

 

知覚過敏は痛みを伴う症状なので辛いですよね。しかし適切に治療をすればほとんどの場合、症状が緩和されると言われています。ただし、治療法には順番があります。一回の治療ですぐに痛みが無くなるわけではなく、段階的に進める事でその効果が期待できます。

まずはご自身で出来るセルフケアから始められますよ。ドラッグストアなどに行くと沢山の種類の歯磨き粉が販売されていますよね。まずは知覚過敏のケアをアピールしている物を使用してみて下さい。磨くだけでは効果が感じられない時は塗布して20分くらい置くと効果が期待できます。目安は2週間続けると良いです。それでも症状が残る時は歯科医院専用の薬剤を塗ったり、表面を固めたりする治療を行なっていきます。治療が進むに連れて症状が楽になっていく方がほとんどです。

 

知覚過敏のプロセスの一つとして、プラーク(歯垢)の滞留→歯周病の進行→歯茎の退縮(下がる事)、象牙質の露出→知覚過敏の発症→痛くて歯がきちんと磨けない→さらにプラークが滞留→歯周病、知覚過敏症状のさらなる進行→悪循環…となってしまうので、早めに検診やご相談に来て下さい。特に一時的な痛みではない場合、知覚過敏ではない可能性があります。一時的とはおおよそ30秒だそうです。

本来、歯はエナメル質と言う体の中で一番硬い物質で覆われている所です。露出してしまった象牙質はエナメル質に比べると10倍ダメージを受けやすく虫歯になりやすいです。

痛みのサインを軽くて考えず、大切なご自身の体の一部ですので定期検診を忘れず、メンテナンスを続けて頂くのが重要です。お気軽にご相談下さい。お電話で予約できますよ。お待ちしています。

<< 前のページに戻る

診療スケジュール

当院へのお電話からの問い合わせは072-803-6350へ

診療時間
9:00~12:45
14:00~18:00
/
/
休診日 / 木曜・日曜・祝日
※祝日のある週の木曜は診療
▲ 土曜日の午後は14:00~17:00
ご予約・お問い合わせはこちら
サカモト歯科医院の外観
フッターオファー
© サカモト歯科医院