Tag Archives: 矯正歯科

良い咬み合わせってどんな状態?

2024年8月1日

こんにちは。サカモト歯科です。

咬み合わせは、上顎と下顎の歯が適切に組み合わさる状態を指し、同時に食事や会話、顔のバランスなどに影響を与えます。咬み合わせの状態は歯の健康だけでなく、顎関節や筋肉にも影響を与えます。正しい咬み合わせは、歯の摩耗を軽減し、頭痛や顎関節症の予防にも寄与します。

この記事では、良い咬み合わせついて詳しくお話しします。

理想的な咬み合わせとは?

理想的な咬み合わせとしての基本概念として下記の3つのポイントがあります。

①正確な咬合の位置と角度

理想的な咬み合わせでは、上下左右の歯が正確に組み合わさり、正しい角度で咬み合います。これにより、咀嚼効率も向上し、歯や顎関節への負担が軽減されます。上下左右ともに対称的である場合、理想の噛み合わせとされます。どちらか一方が対称というだけではズレが生じているため、理想的な歯並びとは言えません。

②歯の適切な位置関係

歯の正しい位置関係は、美容的な側面だけでなく、咬み合わせの安定性にも影響します。不正咬合は歯並びの問題を引き起こし、咀嚼機能を妨げます。

③咬合力が全体の歯に対して均等

歯への咬合力が均等に分散することは、歯の健康を保つために重要です。一方で均等ではない咬合力は歯の歪みや磨耗を引き起こし、痛みや不快感を生じる可能性があります。

理想的な咬み合わせのチェックポイント

先述したように歯の上下左右が対照的ということは重要なポイントですが、具体的に咬み合わせをチェックするポイントとして下記の2つのポイントがあります。

・オーバージェット・オーバーバイトが正常範囲(2mm~3mm)

オーバージェットは、上下前歯の前後の位置関係の状態を示し、オーバーバイトは咬み合わせの深さを示します。専門的な数値として、下の前歯より上の前歯が前に出ている場合は「+」、その逆の場合は「-」とあらわします。一般的に理想的な歯並びの場合オーバージェットは「+2~3mm以内」であることが目安とされています。「上の前歯が出ていて良いの?」と不思議に思うかもしれませんが、前歯は少しだけ上の前歯が出ていてずれている状態が正常状態です。逆にずれがなくぴったり合わさっていると、咀嚼時に唇を挟んだり噛んでしまうリスクがあります。

また、オーバーバイトも、2〜3mmが正常範囲になります。水平かつ垂直方向に2〜3mmずれていることで上下の前歯がしっかり噛み合い接触します。

・歯の上下中心部がしっかり噛み合っている(1級関係)

歯列の並ぶ位置も理想的な咬み合わせに欠かせない要素です。上下の前歯から6番目の歯=6歳臼歯が左右で正しく咬み合っていること(1級関係)と、そこから順番に上下の咬頭と歯と歯の間が、歯車のように咬み合っていること(下顎の中心溝としっかり噛み合っている状態)が理想的です。この歯は上下の歯の中心にあたるため、ここがしっかり一致していないと、奥歯の位置関係もずれてきます。

咬み合わせの健康への影響や症状

間違った咬み合わせは、歯科疾患のリスクを高めるというだけでなく、お口の中のあらゆる健康問題にも影響を及ぼします。咬み合わせが良くないと、頭痛、首のこり、さらには消化不良などの健康問題につながります。これは顎関節にも影響を及ぼし、慢性的な痛みを引き起こす可能性があります。また、歯ぎしりや食いしばり、顎関節症なども症状としてあらわれます。

咬み合わせが悪い場合、定期的な歯科検診やストレス管理などが予防法として重要になります。

咬み合わせの診断と治療

咬み合わせの判断は、歯科医院で専門的に診断されます。不正咬合には種類があるため、どんな状態なのかによって適した治療も異なります。患者様ひとり一人に合った適切な治療プランを提案します。咬み合わせの診断には写真撮影やレントゲン撮影、3Dスキャンなどの技術が活用されます。近年は技術のめざましい進歩もあり、コンピューターやデジタル技術を用いたより正確な診断と効果的な治療計画ができるようになってきています。不適切な咬み合わせを治療するには、歯列矯正治療がもっとも有効な手段です。

当院の咬み合わせ治療

当院は患者様の咬み合わせの状態を診断したうえでもっとも適した治療をご提案させていただきます。詳細は下記の公式ホームページをご覧ください。

咬み合わせに関する詳細▼
https://sakamoto-dent.net/kami/

小児矯正に関する詳細▼
https://sakamoto-dent.net/pediatric-correction/

まとめ

咬み合わせが気になる方は一度歯科医院でしっかり診てもらうのがおすすめです。

良くない咬み合わせってどんな状態?

2024年5月11日

こんにちは。サカモト歯科です。

みなさんは自分の歯の咬み合わせを意識したことはありますか?食事を問題なくできている場合でも、実は不正咬合と呼ばれる咬み合わせが悪い状態にあたることもあります。不正咬合を放っておくと、歯の健康だけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼします。

この記事では「咬み合わせが悪いとはどんな状態なのか」「不正咬合の種類とは?」について詳しく解説していきます。

正しい咬み合わせとは?

咬み合わせの正しい状態とは、上下左右が対称であり、上下前後に2〜3ミリ程度重なっている状態です。一方咬み合わせが悪いと、上下の歯がうまく咬み合わず、食べ物を噛み砕く効率も悪くなってしまいます。咬み合わせが悪い状態は一般的に不正咬合と呼ばれ、それぞれ特徴があります。

不正咬合の種類

叢生(そうせい)

歯が重なり合っていたり、凸凹になっている状態です。八重歯も叢生に含まれます。叢生になってしまう原因は、顎の大きさと歯の大きさのバランスがとれていないことだとされています。そのほか、指しゃぶりや舌の癖などによって生じることもあります。

上顎前突(じょうがくぜんとつ)/出っ歯

下顎の歯よりも、上顎の歯が前方に出ている状態です。顎の位置によっては突出して見えることもあり、見た目も大きな影響を及ぼすことも少なくありません。遺伝的要因もあれば、癖などの生活習慣が原因になることもあります。

下顎前突(かがくぜんとつ)/反対咬合・受け口

下顎全体または、下の前歯が上顎よりも前に出ている状態をさします。下の歯を舌で押す癖があったり、顎の成長不足によって生じると言われています。

空隙歯列(くうげきしれつ)/すきっ歯

歯と歯の間に隙間がある状態で、見てわかるほど隙間が広いケースもあります。
隙間は部分的に生じることもあれば、全体的に生じることもあります。原因はさまざまですが、生まれつき歯の本数が少ないことが原因となり生じることもあります。

開咬(かいこう)

奥歯を咬み合わせても、前歯が咬み合わず隙間が生じる状態です。口呼吸や舌癖、指しゃぶりなどの習慣が原因で生じることもあります。

過蓋咬合(かがいこうごう)

上下の歯を咬み合わせた際に、上の歯が下の歯に覆いかぶさりほとんど見えない状態をさします。上顎よりも下顎の位置が後方にあることによって生じます。

交叉咬合(こうさごうこう)

部分的に咬み合わせが逆になっている歯列の状態です。口呼吸や頬杖が原因で起こるケースもあります。

切端咬合(せったんこうごう)

咬み合わせた際に、上と下の前歯の先端がぶつかり合う状態です。顎骨の成長が原因となるケースや、口呼吸や舌癖が影響して生じることもあります。

不正咬合を放っておくとどうなる?

ケアしにくく虫歯や歯周病になりやすくなる

不正咬合の種類によってはケアしにくく、汚れが除去しきれないため、虫歯や歯周病のリスクも高くなります。

顔に歪みが出やすくなり、コンプレックスを抱えやすい

不正咬合は表情筋や咀嚼筋(そしゃくきん)のバランスに影響を与え、顔を歪ませることもあります。また、口元のバランスが悪いとコンプレックスを抱えやすくなります。

頭痛・肩こりといった全身の不調が起こりやすい

咬み合わせが悪いと、あらゆる筋肉のバランスを崩すため、首や肩のコリをはじめ、頭痛などの全身の慢性的な不調が見られることもあります。

当院の咬み合わせ改善治療

不正咬合に当てはまる場合は、早めに改善することが望ましいです。癖や悪い習慣を改善することも大切ですが、生活習慣の改善だけではよくならないケースもあります。不正咬合を治すには歯列矯正治療がおすすめです。ワイヤー矯正だけでなく、最近は見た目も目立たず痛みも伴わないマウスピース矯正も人気があります。また、当院では小さいうちから正しい歯並びを誘導できる小児矯正も行っております。大人の方はもちろん、お子様の歯列でお悩みがある場合もぜひご相談ください。

当院の咬み合わせ改善治療に関する詳細はこちら▼
https://sakamoto-dent.net/kami/

まとめ

矯正治療をすると、歯列が整い咬み合わせも改善されます。すると、見た目も美しくなり日頃のケアもしやすくなります。生活に特に問題がないからと放っておいてしまうと、後々大きなトラブルになりかねません。不正咬合でお悩みの方は、歯列矯正治療を検討してみてください。

審美歯科治療で解消できる悩みと改善方法

2024年3月1日

こんにちは。サカモト歯科です。
審美歯科治療に興味があるけど詳しいことがわからず、なかなか踏み出せないという人も多いのではないでしょうか?

この記事では審美歯科治療で解消できるお悩みや具体的な治療方法をご紹介します。

歯並びの悪さを治したい…

歯並びが悪いとコンプレックスを抱えてしまう人も多く、心から笑えなくなってしまう人もいます。歯並びが悪いことを不正咬合といいますが、これは放っておいても治ることはありません。歯並びが悪いと歯磨きもしにくいのでお口の中が不衛生な状態になってしまうリスクもあります。

改善策:歯列矯正

歯科医院で歯列矯正を行うことで正しい歯列にすることができます。見た目が美しくなり、自分に自信が持てるようになることはもちろん、ブラッシングもしやすくなるので虫歯や歯周病のリスクも大幅に軽減されます。特に、子どものうちに矯正治療を受けておくことで、成長期を利用して治療ができるため、顎骨の正しい成長を促進し、骨格的なバランスを整えることも可能になります。当院の小児矯正では、負担の少ない床矯正を使用しております。

歯の色を白くして美しく見せたい

歯の色が着色汚れなどにより黄ばんだりくすんでしまうと、口元も美しさが損なわれてしまいます。逆に歯が白く美しいと笑ったときに清潔感があり、第一印象もよくなります。

改善策:ホワイトニング

市販の商品でもホワイトニング効果を謳っているものはありますが、歯科医院で受けるホワイトニングは、歯科医師免許を持っている人のみが使用できる「過酸化物」入りの薬剤を使用して施術を行うため、より高い効果を得ることができます。医療ホワイトニングには「オフィスホワイトニング」「ホームホワイトニング」「デュアルホワイトニング」の3種類があります。

銀歯は目立つからなるべく入れたくない

虫歯や外傷などにより、自分の歯を削って治療をした場合、その箇所をしっかり補う必要がありますが、目立つ歯だと銀歯を入れたくないという人も多く見られます。さらにレジンによる詰め物や銀歯による被せ物は二次虫歯のリスクがあります。

改善策:セラミック

被せ物や詰め物は自由診療を選択すれば、セラミックで治療することができます。セラミックは見た目に艶と透明感があり、大変審美性に優れているので天然歯とほとんど変わらない見た目になります。また、自分の歯とほぼ完全に一体化するため、二次虫歯のリスクもほとんどありません。

歯周病を治して歯肉を美しくみせたい

歯周病になってしまうと、薄いピンク色の歯肉が変色してきてハリもなくなり、審美性も損なわれてしまいます。見た目はもちろん機能面でも悪影響があります。

改善策:歯周病治療

歯周病の治療はさまざまありますが、当院では、ウェーデンのビオラ社で開発された、歯周組織再生誘導材料「エムドゲイン」を取り扱っております。治療部位にエムドゲインを塗布することで歯の発生過程に似ている環境を再現し、歯周組織の再生を促すことができます。歯肉の見た目の悪さも改善していきます。

当院の審美歯科治療の特徴

当院の審美歯科治療では、患者様のお悩みに親身に寄り添い、最善の治療や施術をご提案させていただきます。まずはじっくりと時間をかけてカウンセリングと診断を行います。患者様が治療後に後悔のないよう、きちんと納得したうえでプランを選択していただいております。

また、当院の審美歯科は見た目の美しさだけでなく、機能性も重視した治療を行っております。外から見て良いだけの治療では意味がありません。機能面も満足していただける治療をご提案させていただきます。

当院でできる審美歯科治療

  • ・ホワイトニング
  • ・セラミック(セレック)
  • ・部分矯正/小児矯正
  • ・インプラント

詳細はスタッフにお尋ねください。

当院の審美歯科に関する詳細はこちら▼
https://sakamoto-dent.net/cosmetic/

まとめ

審美歯科は基本的に自由診療になるので治療費用は高額になりますが、審美歯科治療を受けることで、機能性および審美性の悩みを改善できます。はじめての方は不安も大きいと思いますが、まずは一度ご相談ください。

審美歯科にはどんな種類がある?

2024年1月10日

こんにちは。サカモト歯科です!
当院では一般的な歯科治療はもちろん、審美歯科にも力を入れております。この記事では、審美歯科の種類や魅力を詳しく解説していきます。

審美歯科とは?どんな人におすすめ?

審美歯科とは見た目の美しさと、機能性のどちらも兼ね備えた総合的な歯科医療をさします。
審美歯科では機能的な面だけでなく、審美的な面も兼ね備えているため、「口元を美しく見せたい」「歯をきれいにしたい」「清潔感がほしい」など、見た目を気にする方や、容姿にコンプレックスを抱えている方にもおすすめです。

虫歯や歯周病などは保険診療でも治療は可能ですが、自由診療による審美歯科治療では、見た目も追求した治療を行うことができます。現在は自分の歯とほとんど見た目が変わらない美しさを実現できる方法もたくさんあります。歯の専門家だからこそ提供できる豊富なメニューで患者様のお悩みを解決していきます。

当院の審美歯科の特徴

①カウンセリングはじっくりと

当院の審美歯科では患者様のお話をじっくり聞くために、時間をかけてカウンセリングを行っております。はじめての方でも不安や悩みをリラックスして話せる環境づくりにもつとめております。カウンセリングをじっくり行うことで、患者様が焦って判断することも防げて、納得したうえで好きなプランを選択していただけます。

②機能性も同じくらい重視

当院では審美歯科を受けるのが初めての方はもちろん、すでに治療の経験がある方からも相談を受けることがあります。審美歯科治療の経験がある方のなかには「治療したことで食べ物をうまく噛めなくなった」「肩こりや頭痛などの体の不調が出てきてしまった」などの悩みをお持ちの方もいらっしゃいます。当院はそういった患者様を減らすためにも、見た目だけの美しさを実現するのではなく、同じくらい機能性も重視しております。見える部分だけを改善するのではなく、噛み合わせや長く使えるかどうかなどの機能的な面もしっかり考慮したうえで治療計画を立案させていただきます。

審美歯科の種類

セラミック(セレック)治療

当院では人工歯の詰め物や被せ物を入れるセラミック治療を行っております。セレックを導入したセラミック治療を行っているため、従来のセラミック治療よりもコストを削減し、費用も安く済む上に、精度の高い治療を受けられます。

ホワイトニング

医療ホワイトニングは、歯の着色や汚れ、プラークを除去して歯を白くきれいにすることができます。また、ホワイトニングを行うことで虫歯や歯周病などの予防にもつながります。医療ホワイトニングには、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの3種類があります。それぞれ方法やメリット・デメリットが異なるので自分に合った方法を見つけてみてくださいね。

矯正治療

矯正治療は噛み合わせを整えるという機能的な面のメリットと、歯並びを整えて口元を美しくみせるというメリットの両方を兼ね備えています。不正咬合を放っておくと全身の不調につながることもあるので早めに治療してあげるのがのぞましいですよ。

まとめ

審美歯科治療が適応できるかどうかを判断するためには、十分な診断と検査が必要になります。場合によっては制限をうける可能性もありますが、それは患者様の健康を損なわないための安全策です。
歯をきれいにする、美しくするためにはいろいろな方法があります。まずはカウンセリングにお越しください。

当院の審美歯科の詳細はこちら▼
https://sakamoto-dent.net/cosmetic/