こんにちは。サカモト歯科です。
虫歯は多くの人に起こりうる歯のトラブルですが、日々の口腔ケアや生活習慣を見直すことで予防することができます。とはいえ虫歯を予防するためには何をしたらいいの?と思う方も多いかもしれません。
そこで本記事では、虫歯予防のためにできることを解説しつつ、健康な歯を維持するためのポイントをご紹介します。
目次
虫歯になる原因
虫歯の原因は、主にプラーク(歯垢)と呼ばれる細菌の塊が、飲食物に含まれる糖を分解して酸を作り出し、その酸が歯のエナメル質を溶かすことで発生します。正しい歯磨きを怠ると歯の表面にプラークがたまりやすくなり、さらに酸性の食べ物や飲み物を多く摂取すると口内環境が酸性に傾き、虫歯のリスクが高まります。虫歯を予防するためには、お口の中ができるだけ酸性に傾かないように口内環境を整えて、細菌の活動を抑えることが重要です。
虫歯予防の基本
虫歯を予防するには、毎日の丁寧なセルフケアと歯科医院での定期健診が欠かせません。
①丁寧なセルフケア
まず予防の基本となるのは正しい歯磨きです。歯磨きは1日3回以上、できれば毎食後と就寝前、起床後に行いましょう。歯ブラシの角度は45度にして、歯と歯茎の境目を丁寧に磨くことがポイントです。歯ブラシだけでは取り除ききれない箇所の汚れは、デンタルフロスや歯間ブラシを活用することがおすすめです。清掃補助アイテムを併用することで、隅々まできれいにできます。
②定期的な歯科検診
歯科医院での定期検診は、虫歯の早期発見や予防のために欠かせません。頻度としては、3〜6か月ごとに受診するのがおすすめです。しかしこれはあくまでも平均的な頻度なので、患者様の口腔環境によっても推奨される頻度は異なります。
虫歯を予防するために日常生活で気をつけたい習慣
虫歯はケアも重要ですが、日々の生活習慣も大きく影響します。
・砂糖の摂取量を減らす
甘いお菓子やジュースは虫歯の原因になりやすい食品です。摂取量をできるだけ減らすことを心がけましょう。
・だらだら食べるのをやめる
摂量を減らすことも大切ですが、だらだら食べ続けることもリスクを高めます。酸性にさらされている時間が長くなると虫歯のリスクは高くなってしまうので、間食は時間を決めて食べましょう。
・水分補給で口内環境を整える
水やお茶をこまめに飲むことで、口内の酸を洗い流し、唾液分泌を促進します。唾液の量が減少すると虫歯のリスクも上がるのでキシリトールなどのガムを活用するのも良いでしょう。
歯を強くするためにできること
歯そのものを強化することも虫歯予防に効果的です。具体的な方法としては
✔️フッ素を取り入れる
✔️歯に良い食品を積極的に摂取する
フッ素入りの歯磨き粉や洗口液を使うことで、歯の再石灰化を促し、虫歯の進行を防ぎます。また、カルシウムやビタミンDを含む乳製品や魚、葉物野菜を積極的に摂ることで、歯の健康維持に役立ちます。
特別なケアが必要なケースも…
下記のように特別なケアが求められるケースもあります。
①矯正器具をつけている人
歯列矯正中、特に固定式の器具周辺に汚れがたまりやすいため、専用ブラシや洗口液を活用しましょう。
②妊娠中の人
ホルモンバランスの変化で歯茎が腫れやすくなるため、特に丁寧なケアや歯科検診が必要です。
③高齢者
歯周病のリスクも上がるほか、入れ歯の洗浄や口腔内の乾燥を防ぐなどのケアも重要になってきます。
まとめ
毎日のケアや生活習慣の改善を心がけ、歯科検診を欠かさないことが、虫歯予防にとって大切な要素となります。当院では、PMTCやフッ素塗布、シーラントなどの予防処置を行っております。お子様から高齢者の方まで、それぞれのライフステージに合わせて適切な予防処置を行います。
予防歯科に関する詳細は下記の公式サイトをご覧ください。スタッフ一同みなさまのご来院を心よりお待ちしております。
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