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虫歯(むし歯)は早めの発見が大切!進行段階と治療法をわかりやすく解説

2025年3月27日

こんにちは。サカモト歯科です。

この記事では、虫歯の症状について詳しくお話しします。

虫歯(むし歯)とは?

虫歯(むし歯)は、ミュータンス菌などの虫歯原因菌が産出する酸が原因で、歯の表面を覆うエナメル質が細菌によって溶かされることで始まり、進行すると歯に穴が空いてしまい、内部構造や神経にまで影響を及ぼし、自分の歯を失うことになってしまいます。

その進行にはいくつかの段階があり、それぞれで症状や治療方法が異なります。虫歯(むし歯)は早期発見が鍵となりますが、進行度に応じた適切な治療が必要です。

虫歯を治療しないまま放置してしまうとどんどん進行していく疾患なので、自然治癒はしません。虫歯を放置してしまうと、神経も腐敗し、自分の歯を失うことになりかねません。

今回は、虫歯(むし歯)の進行段階(Co~C4)とそれぞれの治療方法について詳しく解説します。

虫歯(むし歯)の症状

✔️歯の変色(白濁、黄ばみ、黒ずみ)
✔️甘いものを食べると痛む
✔️噛み合わせると痛む
✔️熱いものや冷たいものがしみる

虫歯(むし歯)の進行段階(Co~C4)

虫歯(むし歯)は、進行度に応じて以下の5つの段階に分けられます。それぞれの特徴を見ていきましょう。

【Co:初期虫歯(むし歯)(Caries Observation)】

・症状
歯の表面に白く濁った部分(白斑)が現れます。エナメル質の初期脱灰状態で、痛みなどの自覚症状はありません。

・治療方法
まだ歯を削るような治療の必要はなく、フッ素塗布や歯みがきの見直しで自然治癒が期待できます。ただし、食生活や歯みがき習慣の改善が重要です。

【C1:エナメル質の虫歯(むし歯)】

・症状
エナメル質がさらに溶け、小さな黒い穴や白い斑点が見られることがあります。自覚症状はほとんどなく、痛みもありません。

・治療方法
初期段階ではフッ素を活用して進行を抑えることが可能です。虫歯(むし歯)が大きく進行している場合、削ってレジン(樹脂)で詰める治療を行います。

【C2:象牙質まで進行したむし歯】

・症状
虫歯(むし歯)がエナメル質を越え、象牙質(歯の内部構造)に達します。冷たい飲み物や甘いものを摂取した際に、しみるような痛みを感じることがあります。

・治療方法
虫歯(むし歯)部分を削り、詰め物(コンポジットレジンなど)を使用して修復します。歯の形状や大きさが大きく欠損している場合は、インレー(部分的な詰め物)やクラウン(被せ物)を使用することもあります。

【C3:歯の神経(歯髄)に達した虫歯(むし歯)】

・症状
歯髄(神経)に達すると強い痛みが発生し、時にズキズキとした痛みが夜間に続くこともあります。虫歯(むし歯)が広がると、歯が変色することもあります。

・治療方法
歯髄が感染している場合、根管治療(神経治療)が必要です。歯髄を取り除き、根管を消毒した後に詰め物をして密閉します。歯の強度が低下している場合は、クラウンで補強します。

【C4:歯根にまで達した虫歯(むし歯)】

・症状
歯冠が崩壊し、ほとんど歯根だけが残っている状態になります。すでに神経が死んでしまっているため痛みが一時的に消えることもありますが、感染が広がると歯ぐきが腫れるなどの症状が現れます。

・治療方法
保存が可能な場合は根管治療を行い、残った歯根にクラウンを装着します。歯が保存不可能な場合は抜歯が必要となり、その後インプラント、ブリッジ、入れ歯などの補綴治療が行われます。

むし歯を防ぐための予防方法

虫歯(むし歯)は適切な予防によって大きくリスクを減らすことが可能です。

虫歯になる原因は虫歯原因菌が産出する酸によって発生するとお話ししましたが、明確には「細菌」「歯の質」「糖質」の3つの良くない条件がそろい、「時間」が経過することで発生します。

間食で糖質を控えることはもちろん、糖質を摂取した際はそのままにしないように歯磨きや歯科医院でのお手入れを行う必要があります。

以下のポイントを押さえて、むし歯を予防しましょう。

毎日の歯みがき

歯ブラシを使って正しく磨くことが基本です。デンタルフロスや歯間ブラシを併用して汚れを徹底的に取り除きましょう。

定期的な歯科検診

虫歯(むし歯)は初期段階では自覚症状がないため、歯科医院で定期的にチェックを受けることが重要です。歯科医院ではセルフケアでは落としきれない汚れを除去するためのクリーニングも受けられます。

フッ素の活用

歯科医院でのフッ素塗布やフッ素入り歯磨き粉の使用により、歯質を強化しむし歯を予防します。

食生活の改善

甘い飲み物やお菓子を頻繁に摂取することは虫歯(むし歯)リスクを高めます。間食の内容や回数も見直しましょう。

むし歯治療は早期発見が鍵

虫歯(むし歯)は進行すればするほど治療が複雑になり、歯の保存が難しくなります。特にC3やC4の段階では治療期間も長くなり、費用もかかってしまいます。

一方、CoやC1の段階で発見できれば、痛みを伴わない簡単な処置で済むことがほとんどです。定期検診や正しい予防習慣を取り入れることで、虫歯(むし歯)のリスクを大幅に減らすことができます。

当院では虫歯(むし歯)の早期発見と予防に力を入れており、お一人おひとりに合った予防、治療プランを提案しています。虫歯(むし歯)が気になる方、予防を徹底したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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