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指しゃぶり、いつまでにやめるべき?指をしゃぶりながら動画を見ていませんか?

2022年6月11日

お子様の指しゃぶりがなかなかやめられず、「このままで歯並びは大丈夫?」と不安に思っている保護者の方も多いのではないでしょうか。

今回は、指しゃぶりがもたらす歯並びへの影響や、何歳ごろまでに卒業すべきかについて解説します。

指しゃぶりをする赤ちゃん

指しゃぶりは赤ちゃんにとって自然な行為

確かに、指しゃぶりは赤ちゃんの成長過程では自然な行為です。不安や緊張をやわらげる自己安定行動のひとつであり、1歳半~2歳頃がピークとされています。口の周りの筋肉の発達にもつながるため、乳児期の指しゃぶりそのものをすぐにやめさせる必要はありません。とはいえ、3歳を過ぎてもこの習慣が続いてしまうと、歯並びや噛み合わせ、顎の発育に悪影響を及ぼす可能性があります。

指しゃぶりがもたらす歯並びへの影響

指しゃぶりが長期化すると、以下のような歯並びの問題が起こることがあります。

・開咬(かいこう):前歯が噛み合わず、奥歯だけでしか噛めなくなる状態
・上顎前突(出っ歯):上の前歯が突き出た状態
・歯列のずれ:斜めに指を入れる癖によって上下の歯の中心がずれることもあります

このような不正咬合は、将来的に矯正治療が必要になることもあり、できるだけ早期の対応が望まれます。

 指しゃぶりは2歳半ごろまでに卒業を目指そう

日本小児歯科学会では、2歳半ごろを目安に指しゃぶりをやめられるのが理想とされています。生活リズムが整い、遊びや会話が活発になってくることで自然と減っていくことも多いですが、「しゃぶりながら寝る」「しゃぶりながら動画を見る」などの習慣化が進んでいる場合は注意が必要です。

特に、最近ではスマートフォンやタブレットで動画を観ながら指しゃぶりをするケースが増加傾向にあり、無意識のうちに癖が定着してしまうことがあります。長時間の動画視聴は視力や睡眠への影響もあるため、ルールを決めて視聴時間をコントロールしてあげることも大切です。

ご家庭でできる指しゃぶり対策

お子様に無理なく少しずつ習慣を改善していくための工夫として、以下のような方法があります。

対話を通じて理由を伝える

3歳ごろになると大人の話を理解できるようになってきます。「歯が曲がっちゃうかもしれないから、ちょっとずつやめてみようね」と声かけしてみましょう。

入眠時の安心感を与える

寝るときにしゃぶってしまう場合は、ママやパパが手を握ってあげるだけでも安心感につながります。お気に入りのぬいぐるみを持たせるのも効果的です。

指に工夫を加える

好きなキャラクターの絆創膏や、かわいい色のテープを指に貼ってみましょう。「今日はこれを守ってみようね」と、遊び感覚で取り組める工夫がポイントです。

動画時間を「手遊び」時間に置き換える

指をしゃぶりながら動画を見る代わりに、親子で手遊びや絵本を楽しむ時間に置き換えることも効果的です。指を使う遊びで自然と口から意識を手に移していけます。

歯科医院でできる指しゃぶり対策もあります

なかなかご家庭だけではうまくいかない場合、歯科医院でのサポートを受けるのも有効な方法です。当院では、3歳半を過ぎても指しゃぶりが続いているお子様に対し、歯科医師による癖のカウンセリングや、口腔機能発達のサポートを行っています。

まとめ

笑顔を見せる男の子

指しゃぶりはすぐにやめられるものではありません。特に環境の変化(入園・引越し・兄弟誕生など)がある時期にはメンタルが不安定になることもあるため、無理に叱ったりやめさせようとするのではなく、お子様の気持ちに寄り添いながら対応することが大切です。ただし、「しゃぶりながら動画を見る」などの習慣が続いていたり、3歳半を過ぎてもクセが改善されない場合は、歯科医院での早めのチェックをおすすめします。

当院では、指しゃぶりが歯並びや発育にどのような影響を与えているかを丁寧に診査し、必要に応じて対策をご提案しています。早めの一歩が、お子様の将来のきれいな歯並びへの第一歩となります。指しゃぶりに悩まれている方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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